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第4章 食育推進のための取り組み2.学校・保育所等における食育の推進 第2次いわき市食育推進計画 | いわき市役所

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Academic year: 2018

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(1 家庭における食育の推進)

1) 小中学校の食育全体計画に基づく食育の推進

 小・中学校においては、食育推進コーディネーター(※1)が明確に位置づけら れており、その教職員が中心となり食育全体計画を策定し、教育課程の中でどのよ うに食育を行っていくかを系統的に位置づけ、全職員で食育の計画に基づく活動を 組織的かつ円滑に展開します。

2) 学童期における食育の推進

 各小・中学校が、関連教科(家庭科・社会科・保健体育科等)、道徳、特別活動、 総合的な学習の時間など、教育活動全体と関連させながら年間指導計画を作成し、 計画的・継続的に食育に取り組みます。また、その際、栄養教諭・学校栄養職員の 活用も積極的に図っていきます。

(1) 子どもの発達段階に応じた食育の推進

2 学校・保育所等における食育の推進

 子どもたちへの食育は、心身の成長や人格の形成に大きな影響を与え、生涯に わたって健全な心と身体を培い豊かな人間性をはぐくんでいく基礎となる重要な ものです。健全な食習慣は、食に対する考え方が形成される乳幼児期・学童期に しっかり身につけることが重要であり、そのことが将来、生活習慣病等の予防に もつながります。

 肥満傾向児、痩身傾向児の出現など、子どもの食に関する問題が危惧されるな か、保育所・幼稚園・学校等において、栄養や食事のとり方などについての正し い知識、食をコントロールしていく「食の自己管理能力」や「望ましい食習慣」 を身につけさせることがこれまで以上に必要となっています。

 これまでも、食の大切さを伝えるために、さまざまな取り組みを実施し、家庭 との連携のもとそれぞれの発達段階に応じ適切な指導を行っていますが、子ども への食育が家庭へ波及するよう、保護者への正しい情報の提供と食育の普及啓発 を進めていきます。

現状と課題

(2)

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第 4 章 食育推進のための取り組み (1 家庭における食育の推進)

さんまのたつたあげ

さんま ( さかな )

平成24年度まごわやさしい献立

平成24年度まごわやさしい献立

●各学校に配付した資料:掲示・放送資料として活用

 平成25年度の「まごはやさしい献立」は、磐城農業高等学校の生活科のみなさんが考えてくれました。 生活学科は、「生活をクリエイト(創造)する」ことを目標も衣食住・保育・福祉について勉強する学科 です。栄養のバランスを考え作られた献立は市内のすべての給食施設で実施されました。

●保護者用だより ひじきのあぶらいため

だいず ( まめ )、ごま、ひじき ( わかめ ) にんじん、さやいんげん ( やさい ) さつまあげ ( さかな )、しいたけ

きのこけんちん汁

とうふ、みそ ( まめ)、ごぼう、だいこん、 こまつな、ながねぎ ( やさい )、しめじ、 えのきたけ ( きのこ )、じゃがいも ( いも )

1 生きた教材となる学校給食の充実

いわき市の栄養教諭・学校栄養職員の食育推進の取り組み

~共同調理場における学校給食の充実及び食育の推進~

(1) 「まごわやさしい」献立の実施

(3)

(2 学校・保育所等における食育の推進)

(2) 福島丸の「かじきカツ」給食と交流給食会の実施(いわき海星高等学校との連携)  福島県で唯一の実習船「福島丸」を持つ福島県立いわき海星高等学校の生徒が実 習で捕ってきたかじきをカツに加工し、毎年学校給食の献立に取り入れている「か じきカツ」給食当日には、放送資料や掲示資料として活用できる給食だより特別号 を発行し各学校に配付した。

 また、平成 24 年度には、御厩小学校においては、市教育委員会やいわき海星高 等学校の協力により、同校5年生といわき海星高校生による交流会と給食試食会が 実施された。交流会では、高校生から福島丸での実習の体験や魚のとり方などの話 を聞き、児童からの質問に高校生が答えるなど交流を深め、漁業に対する知識や地 域の産業、食品の流通や学校給食に携る多くの方々についての理解を深めた。給食 試食会では、5年生と高校生が一緒にかじきカツを味わった。

 交流会・試食会には、教育委員や教育長をはじめ、いわき市内の魚加工業者や保 護者の方々にもご参加いただき、学校給食での食育の取り組みについて理解を深め るよい機会となった。

福島丸のかじきカツ

市内の加工業者(海幸)に作ってもらった かじきカツを調理場で調理。

高校生から福島丸での海洋実 習の説明を聞く5年生

※平成25年度は小名浜第二小学校において、交流会食会が実施されました。

交流給食会では高校生と楽し い時間を過ごした。

給食だより 学校給食週間特別 号を発行し、各学 校に配付した。 学校では、掲示資 料や放送資料とし て活用した。

平成24年度かじきカツ献立

平成24年度かじきカツ献立

こづゆ

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第 4 章 食育推進のための取り組み (2 学校・保育所等における食育の推進)

 いわき市では、年度始めに各調理場の受配校から「栄養教諭・学校栄養職員を活 用した食に関する指導の希望」をとり、市教育委員会で取りまとめた年間計画に基 づいて受配校での食に関する指導を行なっている。毎年、多くの学校から希望があ り、食育コーディネーターや担任教諭との事前の打ち合わせを行いながら、児童生 徒への食に関する指導を実施している。

 また、栄養教諭は、受配校以外の学校や幼稚園、高校生のための栄養教室などの 講師も務め、いわき市の食育推進に努めている。

 平成 25 年度は、これまでの栄養教諭・学校栄養職員の取り組みを、いわき市内 の全ての小中学校へ拡大し、いわき海星高等学校とのタイアップ事業「かじきカツ 給食」や磐城農業高校とのタイアップ事業「まごわやさしい献立」「磐城農業高校 オリジナル食材使用献立」など継続した事業を行った。

 今後も、「ふれあい弁当デー」の実施など、保護者へも働きかけ、いわき市全体 の食育推進に取り組んでいく。

2 栄養教諭・学校栄養職員による食に関する指導

3 いわき市教育委員会としての取り組み

● 磐城農業高校 生徒からの献立の説明 ● 常磐学校給食共同調理場の紹介

(5)

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8−

4

章 食育推進のための取り組み

(いわき市統一献立特別編)

ごはん・牛乳・ビーンズシチュー・小松菜とエリンギのソテー・ヨーグルト・梨ジャム

使

使

磐城農業高等学校には食品流通科・園芸科・緑地土木科・生活科学科の4つの 学科があります。11月には生活科学科のお兄さん・お姉さんが考えてくれた「まごわ やさしい献立」が給食に登場しましたね。そして今日の給食に使われているトマトジュ ースと梨ジャムを作ってくれた食品流通科では、食品流通の基礎的な知識から食 品の加工・製造・家畜の飼育などを学びます。ジュースやジャム、パン、菓子などに 加工したり、にわとりを飼育して、卵を磐農ストアで販売したりしています。

「梨ジャム」作りの様子

食品流通科ではジャムも手作りしています。 今回は、常磐地区の小・中学校(約 6,000 人) の給食に梨ジャムが登場します。梨そのものの 食感をいかしたジャムで、磐農ストアなどでも販 売されているそうです。

小 さ く 切 っ た 梨を、鍋で煮つ め ま す 。 焦 が さ ないよ うに慎重 に慎重に…。

ジャムが出来 上がったら一つ 一 つ 手 作 業 で 瓶に入れていき ます。

「トマトジュース」ができるまで

トマトを大きな鍋の中で砕きます。こ のときはまだ、種も皮もついたままの 状態です。

鍋を火にかけて、どろどろになるま でトマトをとかします。

トマトジュースに、トマトの皮や種が 入らないように、鍋の中身を専用の機 械に入れます。

皮や種を取りのぞいた状態のトマト ジュースです。これに塩を入れて味付 けします。

鍋の中身をペットボトルに入れて…。 トマトジュースの出来上がりです。こ

のあとペットボトルごと中身を殺菌して から出荷されます。

給食センターの 大きな鍋で野菜と 一緒に煮込んで…

今日の給食は磐城農業 高等学校の生徒の、お兄さん・

お姉さんが作ってくれたトマト ジュースを使った献立です。

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第 4 章 食育推進のための取り組み (2 学校・保育所等における食育の推進)

3) 保育所・幼稚園における食育の推進

 保育所・幼稚園においては、乳幼児期の発育、発達の個人差が大きいことを考慮し、 一人ひとりの発達段階に応じた食事の提供及び食に関する適切な指導に努めます。  また、保育の中での遊びに、食育に関わる絵本やカルタ、お店屋さんごっこ、レ ストランごっこ等を取り入れたり、野菜等の栽培体験、調理体験を行ったりするな ど、楽しく食に関わることを通して、子どもたちが、食への関心を高め、食を営む 力の基礎を培うことができるよう支援します。

● ランチョンマットを使用しての食育の様子

「まごはやさしい」とは?

組み合わせると栄養バランスがよくなる食材の頭文字をならべた言葉です。

豆・豆製品(豆腐・納豆など)日本人が昔から食べてきた大切な たんぱく源で、食物繊維も多くふくまれています。

小さい粒に鉄などのミネラルたっぷり!

野菜は、体の調子をととのえるために欠かせない食べ物です。 わかめなどの海藻類は、カルシウムなどのミネラルや食物繊維も 豊富です。

魚は良質のたんぱく質を多くふくみ、なかでもイワシやサンマな ど青魚はD H A やE P A をふくみ、脳の働きを活発にします。

しいたけなどのきのこ類は、ビタミンB群や食物繊維を多くふく みます。

芋類はビタミン、カリウム、食物繊維を多くふくみ、体の調子を 整えます。

まめ

ごま

わかめ

やさい

さかな

しいたけ

いも

まめ

ちい つぶ てつ

まめせいひん にほんじん

しょくもつせんい

げん おお

おお しょくもつせんい

しょくもつせんい

おお しょくもつせんい いもるい

ととの

かいそうるい

ほうふ

やさい

さかな

るい ぐん

しつ おお

あおざかな デーエイチエー イーピーエー のう はたら かっぱつ

りょうしつ

からだ ちょうし

からだ ちょうし

か た もの

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(2 学校・保育所等における食育の推進)

● 保育所でのクッキングの様子

4) 発達段階に応じた食育体験の推進

 保育所・幼稚園・学校の子どもたちが発達段階に応じて、進んで食に関わる活 動ができるように、豊かな食育体験を推進します。

 その一つとして、小・中学校においては、「ふれあい弁当デー」(※2)と連 携した取組みを推進し、子どもたちの発達段階に応じ、自分の弁当づくりにたず さわる機会を設けることによって、自ら進んで、「食」に関わる児童生徒の育成 を図っていきます。

5) 発達段階ごとの実態把握

 保育所・幼稚園・学校において、子どもたちの食生活等の実態調査を実施し、 それぞれの課題に応じた食育の充実に努めます。

6) 食物アレルギー児への支援

 学校生活管理指導表等を活用して、集団生活の場での食物アレルギー児への支 援を促進します。

(※1)食育推進コーディネーター:

     各学校において、食育の推進を主になって担当する教員である。各学校ごとに策     定する「食育全体計画」づくりの中心となり、その推進においては、食育に関わる     すべての職員による活動が組織的かつ円滑に展開されるよう、その調整にあたる。

子どもの発達段階に応じた食育の推進に向けて、         

       市民一人ひとりが取り組みましょう

例えば

● 保育所等での食事の状況や家庭での食事の状況について、情報

  交換を積極的に行いましょう。

● 子どもの発達段階に応じた食育の行事を活用しましょう。

参照

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